子どもたちの健やかな成長と幸せな未来のために。【前編】

武居美緒(たけすえ みお)さん

看護師 介護福祉士養成講座・講師

山梨県甲府市出身。山梨大学、山梨大学大学院で学び、看護師の国家資格取得ならびに研究を行う。看護師として臨床経験を積み、2014年に結婚。ご主人の転勤のため結婚後新潟県で暮らし、おふたりのお子さまを出産。3年前にご家族で山梨に戻られ、現在は子育てをしながら介護福祉士養成講座の講師を務めている。甲府市の市民レポーターとして、楽しく役立つ情報を8歳と6歳のお子さまを持つママ目線で発信している。

子どもに受けさせたい教育の環境がある甲府市へ

結婚のタイミングと同時期にご主人の転勤で新潟県に住むことになり、約9年間長岡市や新潟市で暮らした武居美緒さん。現在8歳になる息子さんと6歳の娘さんは、新潟県で出産しました。3年前、再び転勤で地元山梨に戻ることになり、甲府で暮らすことに決めた武居さんご夫妻。お住まいを甲府に決めた理由は、お子さまの「教育環境」にあったといいます。

「私は甲府で生まれ育ち、山梨大学・山梨大学大学院で学びましたので、甲府市の暮らしやすさはもともと実感していました。また、結婚後、甲府を離れて、降雪が多い新潟県に暮らしたこともあり、一年を通して晴れの日が多く、富士山、富士五湖、八ヶ岳といった大自然にもすぐアクセスできる恵まれた立地も甲府の魅力だと感じました。3年前に山梨に戻ることが決まった際、住まいの場所を甲府市に決めた1番の理由は『子どもの教育環境』です。私は子どもたちの非認知能力を伸ばすこと、自分のやりたいことを自分で探究していけることが、これからの教育で大事だと思っていますので、そういう教育理念を持つ幼稚園や小学校に通わせたいと考えていました。その点で甲府市にはいくつかの候補があり、いずれも空きがあって選択することが可能でした。都会ではとても選べないですし、空きが無いということの方が多いと思います。そういった意味でも甲府市の教育環境は整っていると感じました」

子どもを最優先に考えながら、
仕事を続けるスタイルを維持する、私らしい働き方。

新潟県でも子育て支援活動や副業でカメラマンの仕事もするなど、多彩な活動をしていた武居さん。でも「いつでも1番大事なことは、子どものこと」というスタンスはずっと大切にしているといいます。 「私は現在、東京に本社がある介護福祉士の養成学校で講師をしています。国家試験の対策問題の作成、国家試験の解答解説作成、ウェブ配信授業、介護に必要な技術を実際に教える演習の授業などを行っています。在宅ワークが中心ですが、県内または東京で仕事をすることもあります。私が仕事と子育てを両立していく中で、大切にしているのは、子どもに影響が出ない範囲で働くということです。子どもを学校や幼稚園に送り出してから帰宅するまでの時間内で家事をしながらできる仕事を選びたいと考え、山梨に戻ってから今の仕事に就きました。コロナ禍以降、リモートワークが定着し、東京の本社との会議もオンラインで済みますし、出張があっても甲府から東京へのアクセスは良いですから、あまり負担にはなりません。また、新潟から山梨に戻ってすぐに子どもたちの幼稚園が決まったのも、仕事に就く上での安心感につながりました。もちろん家族や周りの方々からもたくさん協力してもらっています。がんばる時には精一杯がんばる、でも自分の心と体も大切にしながら生活できるように調整していくのも大事なことだと思っています」

安心して子どもが楽しめる遊び場がいっぱい

この日、武居さんとお会いしたのは、甲府市子ども屋内運動遊び場「ヴァンフォーレおしろらんど」。
この施設は親子で一緒に遊びながら体力づくりができる運動遊びの拠点です。赤ちゃんも安心して遊べる「ベビーエリア」、ごっこ遊びやブロック遊びなどを通して社会性や創造性を育む「ロールプレイエリア」、全身を動かして思い切り遊べる「アクティブエリア」があり、子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを引き出していく環境が整っています。

「甲府市はお天気がいいので、春夏秋冬どの季節も外遊びが楽しめるのもいいですよね。外に出れば四季折々の自然を感じることもできるので、私も子どもたちと小瀬スポーツ公園などによく出かけています。ヴァンフォーレおしろらんどのように安全で快適な室内の遊び場もあるので助かっています。他にも図書館や美術館、科学館など、文化・芸術や科学に触れ合える施設が充実しているので、子どもの成長に合わせた多彩な遊びを見つけていけるのも甲府の魅力だと感じています」

【後編】では、武居さんの市民レポーターとしての活動や甲府市のさまざまな子育て支援について紹介します。

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